活動報告

世羅西地区の方による能登半島地震ボランティア活動報告 (2024-07-19)

社協だより第91号でも紹介させていただきましたが、世羅西地区にお住まいの3名の方々が、6月20日~21日、能登半島地震被災地での災害ボランティア活動をされました。

1日目は珠洲市、2日目は能登町で、主に地震で倒壊した家屋にある壊れた家財道具を分別しながら仮処分場へ運搬したり、高齢者世帯が仮設住宅へ引っ越される際のお手伝いをされました。

活動を終えた方々から、直接、報告や感想をいただきましたので、ご紹介します。

【Tさん】
金沢を出発し、珠洲市まで3時間を要した。まだまだ道路も復旧していない。

活動した集落は今までどおり生活できるのか?できないだろう!と、この家の主人は気持ちの整理ができないと顔を曇らせた。その不安そうな顔はさみしそうで心が傷んだ。

解体する前に、家の片付け、思い出の品の整理をしながら、今までのこの家の生活に感謝されていると言われた。物質的、体力的、精神的にも将来への不安が感じられた。マイナスからの出発は大変ですが、前を向いて、ときには白い歯に笑顔を添えて頑張って再建してほしいと思った。

そのためにも私も微力ながら、私にできることを日々考えながら被災地に目を向けていきたいと思う。現地を離れるときの被災者の方の顔が頭から離れない。
【Mさん】
この度初めてボランティアに参加しました。

現地に行くまではいろんなことを考えました。世間にはいろんな考えをもった人がいまして(やっちもねー!ちょうしーが!〇〇しょったほうがいかろーが、とか)いろいろ耳にしました。正直私もこの社会的活動に参加できる立場なのだろうか?土地勘のない所でほんとに活動ができる(役に立てる)のかな?と少し志が崩れかけました。

しかし、先輩方の熱意を支えに現地に向かいました。(ありがとう 感謝します)

現地は映像、画像で見るよりすごく傷んで、この非日常に我々の日常に恥じらいすら感じました。ボランティアのひとたちも私を受け入れてくれて道案内他頼もしく感じました。

現地の人もリーダー(10名くらいの班長)が作業終了のあいさつをしたときすごく嬉しそうに話されて(たったこれだけしかできんのに復旧の力になったんかの?)ちょっと感慨深くなりました。

活動が終了し世羅町青水を越したところ、家に帰った!という安堵感とは裏腹に、そうだ!現地の方は帰る家がないんだと強く思いました。早く日常を取り戻せることを祈ります。微力ですが足もつれにならんように身体が続く限り社会に恩返ししたいと思います。

以上、活動者からの感想でした。

被災地では、現在もなお避難所での生活や蛇口をひねっても水が出ないといった状況が続いています。

また、水だけでなく、電気も止まっている世帯があり、ビニールハウスや集会所で生活される人もいます。

1日でも早い復興を願いながら、離れた地で自分たちにできることを考え生活していきたいと思います。

世羅町ボランティアセンターでは、地域の方々のボランティア活動を応援しています。
ボランティア活動に関する相談、お問合せなどは、お気軽に世羅町社会福祉協議会(電話:0847-22-3162)までお寄せください。